羽の無い生き物が飛べたのは羽が無かったから
今日でゴールデンウィークも終わり、明日からまた歯車の日々。
連休前は、貴重な休暇を有意義なものにしようと息巻いていましたが、結局、尋常の如く日々を過ごしてしまいました。
そんな中、ふと気になった一冊の本を読んだのですが、メソッドという割には根拠も再現性もなく、ただの著者の自慢の様な本でした。
内容を要約すると、成り上がりたければ、人の3倍努力しろという感じです。
この本から新たに学んだことはないですが、入社から1か月が過ぎ、努力の総量が足りていないと感じていたので 刺激にはなりました。
そういえば、日本人は努力の総量が足りないという記事を何年か前に見て、確かになと思った記憶があります。
俺は特にグローバルに活躍したいとは思っていませんが、同年代で活躍している人と比べて自分は努力の総量で劣っているのだと思います。
そんなわけで、仕事が終わったあとに、カフェなどで自習の時間を作ったりして、5月もストイックに頑張っていければと思います。
多岐に渉り効果示すので使用頻度もそれなり
新年度が始まり、ひと月もあっという間に過ぎ、桜散り、綿毛が雀躍しはじめた頃となりました。
最近心に思うことは、結局、変わらないものなんてないということ。
皆、今この瞬間の幸せを求めるような、刹那的な生き方をしているのだと思う。
だからこそ、永遠とか絆とかそういう言葉は安っぽく聞こえる。
口では綺麗ごとを言っていても、刹那に抗うことは難しいのだから。
まあ、特に何かそう思うようなエピソードがあったわけではないけど。
というわけで、社会に出て働きながらも平穏な毎日を過ごしております。
最近よく聞いているのが、平昌五輪のテーマ曲になった、SEKAI NO OWARIのサザンカという曲。
山茶花の花言葉は、『困難に打ち克つ』、『ひたむきさ』など。
変わらないものなどないし、理想は理想でしかないけど、それでも抗い続けるからこそ、人間は人間らしいのだと思う。
俺も、"人間"らしくありたいものです。
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社会人になり1週間が過ぎました。
いまのところ、疲れたとか大変だと感じることはないです。
寧ろ、早く戦力として認められたいという気持ちです。
とはいえ研修期間だったので、仕方ないと言えば仕方ないですが。
ここから先は、実務の方へ移っていくこととなります。
与えられる仕事に意味はなく、仕事は自分で創るものといったベンチャー企業らしい風土があるので、これから何をやっていこうか模索している段階です。
今は色々あって配属先が決まっていない状態なので、寧ろ自分から提案してエリアを選定していこうと奮起しているところです。
また、仕事は現場が何より大事ということで、退任する教授の研究室の片づけを手伝った際にいただいた『トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉』を読みました。
トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉 (PHPビジネス新書)
- 作者: 若松義人
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/06/19
- メディア: 新書
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古い本だし、うちはメーカでもないので参考に出来るところあるかなーという気持ちで読みましたが、何点か自分も大切にしたいことが載っていました。
まずは「何が書いてあったか」
主に、トヨタ式と呼ばれる、現場重視の考え方について書かれています。
業務が忙しくなるほど現場の重要性を忘れてしまいがちになることは、NPOでもよく経験してきたことなので、現場は大切にしなければという意識を改めて持つことができました。
先日観た、AmazonのCEO、ジェフ・ベゾスのスピーチでは、Amazonには452個の目標があり、8割は顧客満足に関わる目標だと言っていましたが、トヨタの現場重視の考え方に非常に似ていると感じました。
次に「そこから何を学んだか」
印象に残っていることは4点あります。
まずは「2階級上の立場で考えろ」という文言。
若手社員であっても、「主任なら」「幹部なら」と上の立場でものを考えること、全体を見るセンスを磨くことが、全体の能率を上げることに繋がる。
面接の際に、社長から「自身の役割や業務を全体の中の一部として捉えること」を大切にしてほしいと言われたことを思い出しました。
次に、「自分の仕事が不要になるほどの改善をしろ」という文言。
自分にしかわからない、自分にしかできない仕事を減らすことの重要性は、大学3年生のワンマン時代に痛感したものです。常に誰でもできる仕組みをつくることを意識して仕事をしたいものです。
具体的には、これから上司からOJTで教わる仕事は全て、誰でも再現できるように仕組み化していく予定です。
3つ目は「がんばるのではなく、がんばらなくていいように工夫せよ」という文言。
「がんばる」ことが、手放しに褒められる組織は美しくないと思う。
もちろん、泥臭さはとても大事だと思うけど、モチベーションに関わらず、高い効率で成果をあげられる方が、評価されるべきだと思う。
ワークスのインターンで経験した、業務を全て洗い出し、効率化できそうな部分があったら効率化するというやり方を今の仕事でも試してみようと思いました。
最後は、「当たり前のことを当たり前に」という文言。
現場主義を一言で表した文言だと思います。
挨拶や声掛け、清掃などもてなしの心、相手が気持ちよく利用できる環境を整えることがなにより大事なのではないかと、改めて意識するきっかけになりました。
「それをどう活かすか」
「当たり前のことを当たり前に」これに尽きると思います。
目標や成果はもちろん重要ですが、現場をよりよくしていく。当たり前のことをやる。こういった姿勢が何より結果を生むものではないかと思いました。
明日への扉、そっと開く
明日4月2日(月)、入社式を迎え、社会人となります。
これから長い旅が始まると思うと、不安もありますが、期待に胸を膨らませています。
明日から、新卒でベンチャー企業に入社することが決まっています。
恐らく、大多数の人が進む道とは異なった選択だと思うのですが自分らしさを大事に、懸命に生きていこうと思います。
大学時代に非常勤職員として所属していた、NPOの代表が、『自分らしさという言葉が嫌い、他社から必要とされて自分の存在意義が生まれるからだ。』と仰っていました。
一理あると思います。誰かの為に行動することが優しさだと思うから。
自分らしさとは、自分本位とは違う。誰かの為になることで自分自身がいる。
そんなことを学びました。
というわけで、明日から新卒社員ということで、『入社1年目の教科書』を読みました。
これからは、雑記に加えて、読書をアウトプットする場としてこのブログを活かしていければと思っています。
読書については、「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」、この3点について、書いていければと思います。
「何が書いてあったか」
印象的だったのは、本を速読するな。という文言。
多くの人は速読を勧めますが、筆者は1冊の本をじっくりと読み、そこから得た学びを蓄積していくことに重点を置いています。
もともと自分も速読に対して、あまり肯定的ではなかったので、そういう考え方もあるのかと参考になりました。
「そこから何を学んだか」
この本には、働くうえでの基礎的なことが書いてあります。
なので、基礎が大切ということを学びました。
特に大事にしたいのが、50点で構わないから早く出せという文言。
自分は少し完璧主義な一面があるので、スピードには気を付けなければならないと思っています。
"done is better than perfect"です。
「それをどう活かすか」
・学ぶ
⇒読書の習慣を続ける。きちんとアウトプットする。
出社時間や退社時間を決め、学習の時間をちゃんととる。
・復習
⇒重要なことは記録に残す。空いた時間などに復習する。
・動く
⇒率先して議事録を書くなど、仕事を自らつくる。
全自動で続く日常をなんとなく
過去に戻れるとしたらどうするか
自分だったら無論、過去に戻ると思う。
何度も戻る。
楽しかった日々を繰り返すのもいいし、
後悔していることをやり直すのもいい、
まったく違う人生を歩むのもいい。
そしてきっと、最後に気付くんだと思う。
どんな過去の思い出でも、その過去があったからこそ、今の自分がいる。
やり直すべき過去なんてない。
だからこそ一度しかない一瞬一瞬を大事に生きていこう。
とか急に言いましたが、実はこれ、とある映画の話です。
この映画を観て、今日という一日は二度と戻らない大切な一日なのだと感じるようになりました。
この4年間、活動してきたこと、出会った人、すべてがかけがえのないものです。
これからも人生は続いていきますが、そんな長い人生の中の大切な4年間として、CFCやBHで活動してきたことを誇っていきたいと思います。
今までありがとうございました。
ハッピーエンドのあともおとぎ話は続く
今日で大学を卒業しました。
正直、大学で何かを本気になって学んだかというと、そうでもないかもしれませんが、この大学に入れてよかったと心から思っています。
大学1年生の時は、バドミントンサークル、テニスサークル、ポケモンサークル、大学祭実行委員会など、色々なサークル、委員会に属していました。
そのおかげで、たくさんの人と友達になれました。
また、1年生の時のオリエンテーションで一緒だった男子2人とは、いまでも一番仲の良い友達です。そのあと一緒に帰った友達、入学式で隣に座った友達など、4年前の出会いが本当に昨日の事のようです。
2年生の時は、バイトと大学祭実行委員会、からのNPOという感じでした。
NPOでは、関西に行ったりと、新しいことに挑戦していく感覚がとても嬉しかったのを覚えています。
3年生の時は、学校にはほとんど行かず、NPOでの活動に傾倒していました。
東京で1か月インターンに参加したのもいい思い出です。
2年生とは打って変わって、3年生はひたすら自分にできないこと、苦手なことに向き合う期間でした。
4年生では、就活をしたり、NPOで活動したりと、忙しいながらもマイペースに過ごしていた気がします。
ここでは、3年生の時にぶつかった壁を乗り越えて、自分なりの方法論を見つけていった時期になったと思います。
そんなこんなで、大学生活も終わり、新たに社会人生活が始まります。
学生のうちは学生にできないことを、社会人では社会人にしかできないことを見つけていけたらなと思います。
やりたい事に似た逆の事、誰のための誰
記事にするか迷いましたが、眠れない日が続くのでここに記します。
俺は大学1年生の頃から、NPOで活動をしています。
そこでは、支援を受けている中高生と月に一回の電話を通して、進路や支援の使い道に関する相談を行っています。
最近はそこで非常勤職員として事務をしているのですが、先日一通の手紙が届きました。内容は、ある利用者が虫歯から体内に悪性の菌が侵入し、現在は昏睡状態である。という内容でした。部活も学業もとても頑張っていた子らしく、無機質な1枚の手紙から、親御様の悲痛な思いが伝わってきました。
そして、その子は俺が大学2年生の時に電話面談をしていた子でした。
2年前に電話をしていた子だったので、名前を見てすぐにはピンときませんでした。
何か、自分にできることはないのかな、と思うと同時にすぐに気付けなかった自分が彼を想う資格なんてあるのか。自己満足とか偽善だと思われないだろうか。
家に帰ってからも、ずっとそのことを考えて、朝方まで眠れませんでした。
何も手につかず、虚空を見つめるばかりでした。
次の日も同じでした。
自分があの時、もっと向き合っていれば、何か変えられたかもしれない。
思い込みが激しいなって思われるかもしれないけど、本気で悩んでいます。
12回電話をしただけの関係かもしれないけど、自分が彼を応援していたのは事実で、その気持ちは今も変わらないから、行動してみようって思いました。
自己満足かもしれないけど、何か力になりたいです。