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独り言を言います

おいてけぼりの空っぽを主役にしたまま、次のページへ

社会人になり1週間が過ぎました。

いまのところ、疲れたとか大変だと感じることはないです。
寧ろ、早く戦力として認められたいという気持ちです。

とはいえ研修期間だったので、仕方ないと言えば仕方ないですが。

ここから先は、実務の方へ移っていくこととなります。

与えられる仕事に意味はなく、仕事は自分で創るものといったベンチャー企業らしい風土があるので、これから何をやっていこうか模索している段階です。

今は色々あって配属先が決まっていない状態なので、寧ろ自分から提案してエリアを選定していこうと奮起しているところです。

また、仕事は現場が何より大事ということで、退任する教授の研究室の片づけを手伝った際にいただいた『トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉』を読みました。
 

 
古い本だし、うちはメーカでもないので参考に出来るところあるかなーという気持ちで読みましたが、何点か自分も大切にしたいことが載っていました。

まずは「何が書いてあったか」

主に、トヨタ式と呼ばれる、現場重視の考え方について書かれています。
業務が忙しくなるほど現場の重要性を忘れてしまいがちになることは、NPOでもよく経験してきたことなので、現場は大切にしなければという意識を改めて持つことができました。

先日観た、AmazonのCEO、ジェフ・ベゾスのスピーチでは、Amazonには452個の目標があり、8割は顧客満足に関わる目標だと言っていましたが、トヨタの現場重視の考え方に非常に似ていると感じました。

次に「そこから何を学んだか」

印象に残っていることは4点あります。

まずは「2階級上の立場で考えろ」という文言。
若手社員であっても、「主任なら」「幹部なら」と上の立場でものを考えること、全体を見るセンスを磨くことが、全体の能率を上げることに繋がる。

面接の際に、社長から「自身の役割や業務を全体の中の一部として捉えること」を大切にしてほしいと言われたことを思い出しました。

次に、「自分の仕事が不要になるほどの改善をしろ」という文言。

自分にしかわからない、自分にしかできない仕事を減らすことの重要性は、大学3年生のワンマン時代に痛感したものです。常に誰でもできる仕組みをつくることを意識して仕事をしたいものです。

具体的には、これから上司からOJTで教わる仕事は全て、誰でも再現できるように仕組み化していく予定です。

3つ目は「がんばるのではなく、がんばらなくていいように工夫せよ」という文言。

「がんばる」ことが、手放しに褒められる組織は美しくないと思う。
もちろん、泥臭さはとても大事だと思うけど、モチベーションに関わらず、高い効率で成果をあげられる方が、評価されるべきだと思う。
ワークスのインターンで経験した、業務を全て洗い出し、効率化できそうな部分があったら効率化するというやり方を今の仕事でも試してみようと思いました。

最後は、「当たり前のことを当たり前に」という文言。
現場主義を一言で表した文言だと思います。
挨拶や声掛け、清掃などもてなしの心、相手が気持ちよく利用できる環境を整えることがなにより大事なのではないかと、改めて意識するきっかけになりました。

「それをどう活かすか」

「当たり前のことを当たり前に」これに尽きると思います。
目標や成果はもちろん重要ですが、現場をよりよくしていく。当たり前のことをやる。こういった姿勢が何より結果を生むものではないかと思いました。