Moblog

独り言を言います

声を無くしたら僕じゃなくなる

 

この土日の間、何にも手が付かず。
何もせずただ天井を見て過ごしました。
それは、自分が自分のミスを素直に認めずに、その場しのぎの発言をしていた時に言われた。「お前何がしたいの?」という言葉がきっかけでした。
はたまた、別時にあることを聞かれ、触れられたくないがためについた小さな嘘に対して言われた「最初から本当のこと言えよ」という言葉でした。
心臓に刺さるような感覚を覚えました。
いつも自分がしている言動に対する率直な言葉なんだと思いました。
人生で初めて自分で自分のことを客観視できた瞬間だと思います。
遅すぎるけど。
これまで、よくわからないやつだといわれることは多かったのですが、その都度、同じ心臓で動いていないんだからそんなの当り前だろう、と考えていました。
そういった考え方は否定する気はないのですが、きっと、発言の捉え方が間違っていたんだと思います。
それは相手の話を聞いていなかったし、相手のことを見ていなかったからで、そもそもなぜそういわれるのか全然考えていなかったからなんだと思います。
話を聞くのが得意じゃないからと言い訳をして、自分を正当化していただけなんだと思います。振り返れば、自分の中に軸がないことを誤魔化していただけなんだなあと。
自分に軸がないから、なんとなくその場に合わせてそれっぽいことを言って、それっぽいことをやっていただけなんだと思います。
「考えてはいるんですけどね」なんて言い訳をしても、その考えを教えてくれって言われたら、何も答えられなくなる。思い返すとそんな場面が少なくないなあと。

相手からすると、そんなの考えたとは言わないし、だったら考えたなんて言うなよって思うのは当然だと思います。
なんでそういう言動をしてしまうんだろうって考えた時に、上に書いた言葉が反芻されて、ああ、"自分の"軸がないからなんだって気が付きました。
自分の価値判断の基準を持っていないんだと思います。
外部にそれを委ねていて、自分の内部にはないんだと思います。

だから、自分の言動が、誰かから見て"よくできた自分""すごい自分"、そんな何の役にも立たない判断基準によって構成されていたのではないかなと思います。

自分が自分をどう思うかということより、他人が自分をどう思うかにばっかり目が向いていて、なんでもできるように振舞いたくて、嫌われないように振舞いたくて、だから、自分の間違えを許容できないのだと思います。
良い悪いの判断基準が自分の外にあるために、何が間違いなのか自分で判断できなくて、気付いたらどうすればいいかわかんなくなって、自信がなくなって、自分が嫌いになる。

そのくせ、他人に答えをきくのはかっこ悪いから、使えないって思われたくないから、プライドという殻で、自分の身を守ろうとする。

そして、基本的に自分は理解されないんだって、人間は孤独なんだって正当化する。
思い返すと、誰かに「お前の根底には不安や自信の無さがある」と言われたことがあります。
その言葉を聞いて、その通りだって思ったのを強く覚えています。

しかし、なぜそう思われたのかまでは考えなかったし、聞けませんでした。

自分はこのままでも問題ないのだという、根拠の無い自信があったからなのか、
単にこれまでの自分を否定するのが、自分の弱さを認めるのが嫌だったからなのか。

まあ両方だと思います。
自分の中に判断基準がないから、
間違えることを恐れて、間違っているといわれてもそれがなぜかわからなくて、
なにがわからないかわからないままの状態で過ごしていました。

そのくせ、プライドの殻があるから、わからないことをわからないと素直に言えず。
言えなかった自分を正当化して、環境のせいにしていました。
自分のことをこうして客観視できていないから他人のことなんて一層わからなくて、
向き合ってるつもりでも、話を聞いているつもりでも、全部勘違いで、
本にそう書いてあったから、誰かがそう言ったから。
きっとそういう考えが根本にあるんじゃないかなって思います。

そんなことに気付いてしまって、自分の言葉で話せよって思いました。
自分の頭で動けよって思いました。
本音を話してくれない、ともよく言われます。
本音を話していないんじゃなくて、本音がなかったんだと思います。
自分の声で動いていないから。誰かの声で動いていたから。

誰かに認められたくて行動するなんて、そんなの一番かっこ悪いし認めたくはないんですけど、 結果的にそうなっていたんじゃないかなと思います。

もちろん、人に感謝されたり、笑顔になってくれたり、認められたりするのはとても嬉しいことで、それがモチベーションであることは変わりないと思います。

でも、常にそれを一番にするんじゃなくて、
これからは、自分はどうしたいのかっていう事を大事にしていきたいです。
そしてそれを忘れないようにしたいです。

自分の言葉に、行動に、責任と覚悟を持って生きていこうと思います。
20歳にして迎えた、大きな壁でした。
乗り越えられるかはこれからの自分次第だと思います。
今になってやっとその壁に手をつくことができたんじゃないかなと思います。
支離滅裂な文章になってしまったけど、頭の中を整理できたし、今回の気づきを気づきで終わらせたくないので残しておこうと思います。